アカデミー賞のハリー・ポッター冷遇にメディアから怒りの声！「授賞式のテレビ中継をボイコットしよう！」- ポッターマニア

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アカデミー賞の「ハリー・ポッター」冷遇に、メディアから怒りの声！「授賞式のテレビ中継をボイコットしよう！」

欲しくないも～ん！

ワーナー・ブラザースが猛烈なキャンペーンを繰り広げたにも拘わらず、シリーズ最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』がアカデミー作品賞などの主要候補からことごとく外されてしまったことに対し、米メディアから「ハリポタ軽視」との批判が噴出しています！

批判の口火を切ったのはMTVのコラムニストKevin P. Sullivanさんで、「『死の秘宝 PART2』は全世界で10億ドル以上の興行収入を上げ、批評家からの評価も高かった。そんな映画を作品賞候補からはずすなんて（しかも候補枠が10本あるにもかかわらず、今年ノミネートされたのは9本。1本の枠が残っていた）、アカデミー会員はどうしようもなく頑固だ。彼らが「子供向け映画」と「ファンタジー」を嫌っていることは明白だが、一方で、今年最多ノミネートされた『ヒューゴの不思議な発明』は前者だし、後者の『ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還』は作品賞を獲得した。もし『死の秘宝 PART2』が候補になっていたら、アカデミーのステレオタイプを覆し、テレビ視聴者がいびきをかいて寝てしまうことになる賞のレースも、手に汗握るものになったのに！」と批判。

続いてニューヨークポストの映画評論家Kyle Smithさんも、「今年の候補者リストは、アカデミー授賞式を放送するABC放送にとって、悪いニュース。2月26日のセレモニーは、落ちぶれつつあるテレビ放送の中でも、最低の視聴率となるだろう」と攻撃。

NBCニューヨークのブロガーJere Hesterさんも、「ハリウッドにおけるクィディッチ・ワールドカップ（＝アカデミー賞レース）の敗者は、ハリー・ポッターだけではない。若者世代の映画ファンに愛されたシリーズを冷淡に扱ったことで、ハリウッドそのものが呪われる（＝映画ファンが離れる）であろう」と結論づけています。

怒りの声はさらにエスカレートし、ついに人気ニュースサイトのハフィントン・ポストが、アカデミー賞授賞式のテレビ放送をボイコット（不視聴）しようと提案。

「映画芸術科学協会（アカデミー賞を認定する団体）は、目も当てられないようなひどい映画を候補にしている。ノミネートされた作品には、映画館に足を運ぶ人たちや若者にとって、退屈で、見る気も起きなかったり、分かりにくかったり、全く興味を持てないものがいくつもある。ではどうすればいいのだろうか？今こそ、映画人―視聴者―が、授賞式のテレビ放送をボイコットする時ではないだろうか？　ビリー・クリスタル（今年の司会者）の冒頭の挨拶が終わったら、テレビを消そう。派手なオープニングの後は、何も期待できない。彼は視聴者を最後まで画面にくぎ付けすることはできないだろう。ボイコットは、お金を払っている観客をからかうべきでないということを、孤立した王国（＝アカデミー）に教えるだろう」と締めくくっています。

一方、10年間主役のハリー・ポッターを演じたダニエル君は、「作品賞にノミネートされると期待していなかったし、僕たちは動揺していない。シリーズが終わりになったからって、誰かが『最高の作品だった』って言う義務はないからね。もちろんもらえたら嬉しいけど、（候補を逃しても）眠れなくなるってことはないよ」と達観。

さらに「映画業界では、お互いを褒め合ったり、自分たちがどんなに頑張ったかとか、どんなにすごいかとか言うのが好きだけど、これってただの自己満足だよね」と、冷静に分析しています（笑）。

・・・さすがダニエル君！（拍手）

【ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2　映画賞向け動画】