J・K・ローリングさんがハリー・ポッターの公式サイト「ポッターモア」の中で、現在開催中の第427回クィディッチ・ワールドカップの模様を連日レポートしています!
*「ポッターモア」日本語の閉鎖に伴い、開幕式の日本語を↓に追加しました!
*同じく「ポッターモア」日本語の閉鎖に伴い、日本チームの活躍を追加しました(2021/4/12)NEW!
“クィディッチ”は、「ハリー・ポッター」に登場する魔法界の人気スポーツ。そのワールドカップが2014年4月12日から、アルゼンチンのパタゴニア砂漠でマグルに見えないように(笑)開催されており、J.K.ローリングさんが試合の記事をポッターモアの中で連日掲載しています。
この記事は『日刊予言者新聞』クィディッチ特派員のジニー・ポッター(旧姓ウィーズリー)が書いているという設定になっており、同新聞のコーナーで読むことができます。
17日現在、「開会式」と「ノルウェー対コートジボワール」戦の結果が掲載。今年の開会式は各チームのマスコットをテーマにしたものだったため、フィジーとノルウェー(鮫人間と巨大湖ヘビ)のマスコットが、魔法で作られた湖の中で大暴れ。文字通り血の海になった所にブラジルやナイジェリア、ハイチのマスコット(赤毛ドワーフとヴァンパイア、亡者)なども加わり大混乱に。300人以上の観衆がショックや骨折・咬傷で癒者の手当てを受けました。
なお日本のマスコットの記述はなく、開会式では大人しかった模様です(笑)。
ポッターモアはJ.K.ローリングさんがソニー株式会社とのパートナーシップにより、2011年に立ち上げたウェブサイト。無料登録するだけで、組分けや杖の決闘、魔法薬の調合が楽しめるほか、JKRがこのサイトだけに書いた裏話を読むことができます。
ポッターモアとは 登録方法など
4月12日
悲惨な開会式、クィディッチ・ワールドカップの警備に疑問
日刊予言者新聞クィディッチ特派員、ジニー・ポッター パタゴニアの砂漠よりレポート。
第427回クィディッチ・ワールドカップは、クアッフル1つ投げられることも、スニッチ1 つ捕えられることもないうちから、既に論争の渦に巻き込まれている。混乱を収拾するため、魔法動物学者たちが砂漠に集結し、癒者たちはショックや骨折やかみ傷に見舞われた観客300人以上の手当にあたった。アルゼンチンの魔法評議会は、チームマスコットを主役とした開会式を行うという彼らの決断が、愚かで無謀なものだったのではないかという非難を受け、たじたじとなっている。
開会式に先立ち、砂漠にはフィジーチームのダクワカ (サメとヒトの2つの姿を持つ、変身する生き物)の宿泊施設として、みごとな観賞用の湖が造られていた。主催者側は、最初の週の試合に出場する他チームのマスコットが「多様性に満ちた魔法動物世界の大博覧会」と銘打たれたマスゲームに参加すると発表した。
開会式は湖の上でフォーメーションを組んで踊るコートジボワールの川の精霊たちとともに、穏やかに始まった。しかしフィジーとノルウェーのマスコットが解き放たれたとき、今回の惨事は幕を開けたのである。
アルゼンチンの魔法評議会会長を務めるバレンティーナ・バスケスは、次のようにコメントしている。
「私たちはフィジーのダクワカを迎える準備は整っていましたが、ノルウェー代表団の発表には不意をつかれました。彼らは湖を住処とする大蛇、セルマのためにも湖にスペースを作ってほしいと言ったのです。私たちはノルウェー代表団がいつもどおりトロールの曲芸団を連れてくるものとばかり思っていました」
「私たちが知る限り、ダクワカとセルマが共存可能かどうかについての研究が行われた例はありません。従って、魔法評議会は両者を近接した場所に置いた結果生じた不幸なできごとに対して責任を負うことはできません」
日刊予言者新聞の独占取材に応じた主任顧問魔法動物学者のロルフ・スキャマンダーは、こう反論する。
「ダクワカは温暖な海を住処とし、セルマは氷のように冷たい淡水の湖に暮らしている。前者は魚から人間に姿を変える生き物で、後者は人間の肉や魚をむさぼり食う蛇だ。両者を微温の汽水で満たされた狭い空間に詰め込んだら、たちまち流血の惨事が生じることくらい、ビリーウィグ並みの脳の持ち主でない限り見当がつくはずだ」
この2種類の怪物たちが、巨大な水晶のシュートから魔法で造られた湖に放たれたときに起こったのは、正に流血の惨事だった。フィジーとノルウェーの調教師たちは、それぞれ自分たちのマスコットを大人しくさせようと、荒れ狂う水の中に飛び込んだ。だがブラジルのクルピラ (森に住む赤毛の小人たち。足が後ろ向きに付いていて、仲間の生き物が人間の脅威にさらされていると感じると、彼らを守る)が、その努力の大いなる妨げとなった。クルピラたちは、どうやら調教師たちがダクワカやセルマに危害を加えようとしていると思い込んだようで、彼らを攻撃した。
スタジアムがパニックに陥り、人からも動物からも血が流れ放題となった段階で、ナイジェリアのササボンサム (細長い脚をした吸血動物)が理性を失ったのも無理のないことだったかも知れない。彼らが観客の間に大混乱を引き起こしている間に、ハイチチームがマスコットとして「亡者」 を連れてきているといううわさが真実であったことも証明された。観客は、つまずいた者は誰であろうと捕まえてむさぼり食おうとする「亡者」がスタジアム内を縦横無尽に動き回る中、先を争って逃げ出そうとした。
マスコットのサイズと性質に対する規制は、ICWQCの最上層部で長いこと論議の元となっていた。マスコットを“乳牛より小さな草食動物に限り、火を吐くものは禁ずる”という案は、995年に圧倒的多数により却下された。世界中のクィディッチサポーターは、自分たちがワールドカップの伝統であり、彩りであるとみなすものに対する干渉には、いかなるものであろうと反対してきた。
だが多くの人々は、最も恐ろしげなマスコットを連れてこようとするチーム間の競争が、手に負えないレベルに達していると考えている。ノルウェーチームの監督であるアルヌルフ・モーは、セルマを連れてきた自らの判断を弁護し、セルマは「ノルウェーの選手たちの鋼の意志と猛々しさ」の象徴であり、先にかみついたのはダクワカだと主張した。
トーナメント開幕の週末に向けて、記録的な数の観客が10,000の移動キーを利用してパタゴニア砂漠のど真ん中に輸送された。アルゼンチンの魔法評議会は、その輸送に関する手配の隙のなさで多くの人々から賞賛を受けているが、試合開始のホイッスルが吹かれる前に記録的な数のけが人が出たことは、間違いなく主催者の恥となるだろう。
トーナメントの皮切りとなるノルウェー対コートジボワール戦は、明日行われる。
日本チームの試合結果
日本対ポーランド 2014年5月21日
日刊予言者新聞クィディッチ特派員、ジニー・ポッター
パタゴニアの砂漠よりレポート。
日本、ポーランドに 350 - 140 で勝利
激しい力闘が繰りひろげられた日本対ポーランド戦は、ポーランドの 140 点に対し 350 点を獲得した日本が、当然ともいうべき勝利を収めた。
ポーランドチームも最終的な得点からはうかがい知ることのできない神鬼迫る力強いプレーを見せたが、ホンゴウとシンゴというベテラン日本人ビーターコンビからの重圧に、若いチームの経験不足が露呈した形だ(ちなみにホンゴウとシンゴは最近、史上最も優れたビーターコンビとして、伝説的な 1994 年ブルガリアチームのボルコフ・ボルチャコフ組に次いで 2 位に選出されている)。
注目すべき選手は、ポーランドのシーカー、ヴワディスワフ・ウォルフケだ。優雅かつ大胆不敵な箒乗りだが、序盤で惜しくもスニッチを捕り逃し、開始後 59 分、逸材ノリコ・サトウにわずかに先を越されてしまった。
日本は準々決勝に進み、優勝候補のナイジェリアと対戦する。
日本 vs ナイジェリア 2014年6月10日
日刊予言者新聞クィディッチ特派員、ジニー・ポッター - パタゴニアの砂漠よりレポート。
日本 270 - ナイジェリア 100
番狂わせの相次ぐ本大会だが、今日午後、またしても波乱の展開となった。下馬評を得ていた強豪が、完璧に近いパフォーマンスを見せた日本チームに敗れ、準々決勝で姿を消した。
この一戦は“ビーター対決”として人々の記憶に残るだろう。というのも、この 2 つのクィディッチ強豪国によるブラッジャーさばきは、紛れもなく名人の域に達していた。 ナイジェリアのオコイエ、オジュクの両選手、そして日本のシンゴウ、ホンゴウの両選手が放ったショットの精度と創造性は、ゲームの柱になっていた。彼らは棍棒を振りまわすならず者として描かれることが少なくないビーターというポジションもまた、究めれば芸術家たりうることを示したのである。
勝敗を分けたのが、ホンゴウ選手の放った強烈なショットであることは間違いない。この一撃で、ナイジェリアのシーカー、エキアノ選手の箒の穂が吹き飛ばされたのである。バランスを失ってきりきり舞いするエキアノ選手。ナイジェリアの選手たちが彼を救おうとよそ見をした隙に、ノリコ・サトウ選手が高く舞いあがってスニッチをキャッチ、勝負が決まった。ナイジェリアを破って勝ちあがった日本は、準決勝でブルガリアと対戦することになる。
ナイジェリア選手が使用する箒は、何かと物議を醸しているサンダーボルト 7 だ。これはファイアボルト・シリーズの競合モデルで、速度性能を重視するあまり安全性をないがしろにしていると、多くの専門家から指摘を受けている。プロ仕様の箒は本来、どんなブラッジャーの一撃にも耐えられるよう設計されていなければならず、この箒に関してはすでに調査が始まっている。 いっぽう、ナイジェリアの魔法戦士の一団が、イギリスのマンチェスターにあるサンダーボルト社の本部に向かっているとの噂もあるが、確認は取れていない。
賭けるなら、ルード・バグマンのオッズを参考に 2014年7月2日
優勝候補のノルウェーとナイジェリアが敗退するという波乱に、ブックメイカーたちは笑いがとまらないようだ。イングランド代表チームの元ビーターで、熱狂的なギャンブラーでもあるルード・バグマンが、まだ優勝杯を手にする可能性のあるチーム――すなわち準決勝に駒を進めた 4 チームについて、勝敗オッズをつけた。
ブラジル
ブラジルはクィディッチ・ワールドカップで 5 度の優勝を誇るが、90 年代と 00 年代初頭は、この古豪にとって低迷期と考えられてきた。ホセ・バルボーザ監督は、全国津々浦々から若い選手を集めることで、この国民的スポーツを復活させた。平均年齢 22 歳と若いこのチームは、トーナメントを勝ち残っているなかでは最も経験の浅いチームと言える。
使用している箒: ヴァ=ラピドス
総得点(1 回戦と 2 回戦の合計): 41 点
スニッチを捕って試合を決めるまでに要した時間(1 回戦と 2 回戦の平均): 131 分*
注目の選手(1 回戦と 2 回戦で活躍): アレハンドラ・アロンソ(チェイサー)
ルードのオッズ: 9 倍
比較的経験の乏しいチームながら、これまでのところ高い得点力を維持している。ただ、こういう若い選手たちは重圧がかかる場面で崩れるかもしれない。才能は豊かなのは間違いないが、今後 4 年間で優勝するという目標のほうがより現実的では?
*……1 回戦ではハイチが反則にあたる方法でスニッチを捕ったため、これは 2 回戦のみの数字。
アメリカ
アメリカがクィディッチ・ワールドカップの予選ステージを突破、決勝トーナメントに駒を進めるとは、誰も予想していなかった展開だ。初戦こそ、ジャマイカのシーカーの自滅によって思わぬ勝ちを拾った形になったが、準々決勝では下馬評の高いリヒテンシュタインを破って底力を見せつけた。この準決勝でも、勝利の女神はアメリカに微笑むのだろうか?
使用している箒: スタースウィーパー 21
総得点(1 回戦と 2 回戦の合計): 39 点
スニッチを捕って試合を決めるまでに要した時間(1 回戦と 2 回戦の平均): 100 分
注目の選手(1 回戦と 2 回戦で活躍): ダリウス・スマックハマー(シーカー)
ルードのオッズ: 12 倍
リヒテンシュタインとの試合でアメリカが見せた強さには感心したが、年季の入ったクィディッチ・ウォッチャーたちは、このチームに優勝するだけの力があるかどうか、まだ確信を持てずにいる。一番の弱点はディフェンスだ。
1 回戦ではキーパーのスーザン・ブランチフラワーがジャマイカに 23 得点を許してしまった。ビーターを務めるプリングルとピケリーも、準決勝で若く才能豊かなブラジルのビーター陣、サントスとクロドアウドを倒そうと思ったら、より効果的なフォーメーションを見つける必要があるだろう。
日本
日本が本大会で活躍することは広く期待されていたが、共に本命視されていたナイジェリアを破った試合で彼らが見せたセンスと攻撃は、見る者すべてをうならせた。今大会で初めてヴェールを脱いだ国産の競技用箒を使用。
日本はほぼすべてのポジションに才能あふれる選手を配置して層の厚さを見せつけたが、特に他の追随を許さないのは、ディフェンス陣だ。ホンゴウ選手とシンゴウ選手のレプリカ・ローブが、今や本大会で最も売れ行きのいいグッズになっていることからも、そのことがうかがえる。
使用している箒: 矢印
総得点(1 回戦と 2 回戦の合計): 32 点
スニッチを捕って試合を決めるまでに要した時間(1 回戦と 2 回戦の平均): 61 分
注目の選手(1 回戦と 2 回戦で活躍):
マサキ・ホンゴウ(ビーター)、シンタロウ・シンゴウ(ビーター)
ルードのオッズ: 4 倍
無慈悲なまでの手際の良さと芸術的な試合運びで快進撃を続ける日本が、今や優勝候補の筆頭に躍り出たことは間違いない。
ブルガリア
ブルガリアが決勝トーナメントを勝ち進むとは、誰も予想していなかった。過去 20 年で 2 度決勝進出を果たしているとはいえ、今大会のブルガリアは影が薄く、16 強にもかろうじて滑り込んだに過ぎなかった。
38 歳のビクトール・クラムを代表に選んだのも、チームへの貢献を期待してというよりは、お情けからという見方が一般的だった。たしかに、決勝トーナメント 1 回戦でニュージーランドを破ったときには幸運がブルガリアに味方したのかもしれない。しかし、次のノルウェー戦でクラムが早々とスニッチを捕り、優勝候補の一角を占める強豪を退けたとき、多くのコメンテーターは辛辣な言葉を飲み込まざるを得なかった。
使用している箒: ファイアボルト・スプリーム
総得点(1 回戦と 2回戦の合計): 28 点
スニッチを捕って試合を決めるまでに要した時間(1 回戦と 2 回戦の平均): 88 分
注目の選手(1 回戦と 2 回戦で活躍): ビクトール・クラム(シーカー)
ルードのオッズ: 50 倍
ブルガリアを応援する声は、世界中で日増しに高まっている。これには判官びいきもあるし、いまだ悲願を達成できずにいる天才プレイヤーに対する、クィディッチ・ファンの切ない思いが込められているとも言えよう。しかし、クラムと彼のチームメートに、準決勝で日本を打ち負かすだけの力が本当にあるだろうか? 残念ながら、答えはおそらくノー、だ。
ブルガリア vs 日本 2014年7月6日
日刊予言者新聞クィディッチ特派員、ジニー・ポッター パタゴニアの砂漠よりレポート。
ブルガリア 610 - 日本 460
準決勝の第 2 試合のために競技場に入る 1 分前、ブルガリアのビーター、ボリス・ヴルチャノフはこう語った。「俺たちは大会を通して雑魚扱いだった。負けても失うものはないし、勝てば儲けものだ。ピッチですべてを出し切るだけだ」。
彼らがその言葉どおりに戦い抜いたことは、誰の目にも明らかだった。だが日本も、魔法界の新たなスターであるシンゴウとホンゴウという 2 人のビーターを擁し、大会を通して素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。そんな日本にかける言葉があるとすれば、彼らが戦った準決勝は長く記憶に刻まれるであろうということだ。ここ数年で最多得点を記録した、手に汗握るすばらしい試合だった。
予想どおり、試合の序盤はシンゴウとホンゴウが支配した。癒者がブルガリア・チームを手当するために試合は 2 度中断された。試合開始から 1 時間も経たないうちにブルガリアの 6 人が頭から出血していた。
その後に繰り広げられたスポーツマンシップあふれる 3 連続のプレーは、観客の記憶に残るだろう。砲弾のような勢いで飛んできたブラッジャーを、ヴルチャノフはみずから盾となって止め、スニッチを猛追していたシーカーのクラムを守った。
ヴルチャノフは気を失って箒から落ちたが、驚いたことに彼をつかんで救い上げたのは日本のシーカー、ノリコ・サトウだった。
サトウがスニッチを追えなくなったことに気づき、クラムは箒を止めた。隙をついて彼女を出し抜こうとはしなかったのだ。プレーが再開されると、観客全員がクラム、サトウ、(意識が戻った)ヴルチャノフに対してスタンディングオベーションを送った。
日本のディフェンスのすばらしさはクィディッチ界全体が認めるところだが、チェイサーのリュウイチ・ヤマグチ、キミコ・クロサワ、ヨシ・ワカヒサの働きも見過ごすことはできない。
試合開始から 8 時間経った頃には日本が 250 点リードしていた。ブルガリアは大きく引き離されていたものの、シンゴウとホンゴウが放つブラッジャーに敢然と立ち向かった。ブルガリアのプレーは決して美しいものではなかったが、その勇気は疑いようもなかった。
スニッチが再び現れた。クラムはサトウと先を争い、サトウをスニッチから遠ざけたが、自分で捕まえはしなかった。
それはチームメートへの信頼を示す行為であり、悪評を呼んだ 94 年の決勝戦とはまったく対照的だった。当時クラムはみずから試合を終わらせ、仲間がアイルランドからさらなる辱めを受けることを防いだのだ。
それがまさに試合の転機になった。ブルガリアは徐々に差を詰めていき、すばらしい粘り強さと、安定感を増したディフェンスで、ついに日本に追いついた。そして 10 時間目、まれに見る大逆転劇が起きた。
クラムの飛び方は相手を見事に混乱させた。ホンゴウの視線を避けるように見せかけてサトウを出し抜き、観客やチームメートにも何が起きたか分からないうちに、クラムはスニッチを捕まえていた。
驚きのあまりスタジアム全体が 10 秒間静寂に包まれ、それからようやくブルガリアのサポーターが歓声を上げた。この記事を書いている間も人々は勝利を祝い続けている。だが、よほどの冷血漢でもなければ日本への同情を禁じ得ない。日本はアメリカと 3 位の座をかけて対戦することになる。
3位決定戦 2014年7月9日
日刊予言者新聞クィディッチ特派員、ジニー・ポッター パタゴニアの砂漠よりレポート。
日本 330 - アメリカ 120
短時間かつ血みどろの戦い、その荒々しさを否定する者はまずいないだろう。
このトーナメントを最後まで勝ち抜くだろうと大方が予想していた日本と、2014 年に入ってから躍進を続けてきたアメリカ、両チームが共に素晴らしいワールドカップの試合を見せてくれた。この 3 位決定戦に出場した 14 名の選手全員にとって、今晩は胸を張れる夜になるはずだ。
ただし、何人かの選手―中でも、試合開始から 34 分、2 つのブラッジャーを顔に受けたアメリカのチェイサー、アーセニア・ゴンザレス―にとっては、非常につらい夜になるはずだ。
日本のビーター、ホンゴウとシンゴウが圧倒的な勢いを見せる中、アメリカは健闘し、その力が過小評価されている英雄であり、今日最高にコンディションの良かった日本側キーパーのトドロキを相手に 12 ゴールをあげた。
競技場の反対側では、キーパーのスーザン・ブランチフラワーをかわしてチェイサーのヤマグチ、クロサワ、ワカヒサが 18 ゴールを奪ったあと、日本のシーカー、ノリコ・サトウが今大会中でも一二を争うほどの驚くべき急降下を見せた。
飛んでくるブラッジャーやチェイサーたちを振り切り、アメリカのマーシー・ワードウェルからのプレッシャーにも打ち勝ち、ダリウス・スマックハマーとルーカス・ピッカリーの箒を引っかけさせて、見事にスニッチをつかんだのだ。
地上に降り立つと、両チームは互いに抱き締め合って、心温まるスポーツマンシップを見せた。その後、アメリカチーム(そのサポーターは周知の通り、リヒテンシュタインのマスコットであるオーグリーのハンスを拉致した)に日本チームが鳳凰のひな(鳳凰というのは、日本の火の鳥である)を贈ったという知らせが届いている。
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クィディッチ・ワールドカップ
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ポッターモア [posted at JST 10:00/4/17/2014 © Pottermania 無断転載禁止] |